中国針灸「精誠堂(せいせいどう)」【千歳烏山 本院】東京都世田谷区南烏山5-9-2 【飯田橋針灸マッサージ治療院】東京都千代田区富士見2-2-3 ドーム飯田橋1F
中国には「推拿」(すいな)と呼ばれる手技療法があります。
先に「あん摩」(※)は中国発祥であることを述べましたが、中国でも「推拿」という呼び名と同時に「按摩」という呼び名も一般に用いられています。(※日本の資格制度上では「按摩」ではなく「あん摩」と表記されます)
「推拿」の「推」は文字通り"おす"という意味、「拿」はおしながら"つまみあげる"、"つかみあげる"といった意味です。「按摩」の「按」はやはり"おす"という意味で、「摩」は"こする"、"なでる"、"さする"などといった意味です。
「推」と「按」は同じ"おす"でも少し違いますが、これら「推」、「拿」、「按」、「摩」といった手法以外にも、転がすような「滾」、こねるような「捏」、船の櫓をこぐような「櫓盪」、拳で叩く「叩打」、指先で一点を圧して振動する「一指禅」などなどなど...多種多様な手法があります。用いる部位も手や指だけでなく、掌、こぶし、肘、前腕など、腕全体の様々な部分を用いて施術します。
軟部組織に対する「理筋」や、脊柱に対する矯正(調整)を行う「整脊」(整骨)など、バリエーションは豊富で、それぞれ長い歴史を持つ確立された技法があります。
これら「推」、「拿」、「按」、「摩」、「滾」、「捏」...などの多様な手技手法の内、主なものを取って「推拿」もしくは「按摩」と呼ばれます。
日本の「あん摩」もルーツは中国に求められますが、現在では「中国按摩(推拿)」と日本の「あん摩」とでは既に全く同じものではなくなっているようです。
その為、中国では「推拿」と「按摩」のどちらの呼称も用いられていますが、日本では、日本の「あん摩」と区別して「按摩」の名称は用いず、「中国推拿」もしくは「中国整体」と呼ばれることが一般的となっています。
精誠堂 飯田橋 針灸マッサージ治療院 院長 藤本 博和
賀偉総院長が施術を行う本格中国針灸の専門治療院
賀偉総院長が施術を行う本格中国針灸の専門治療院
針灸、マッサージ、中国整体を併設