中国針灸「精誠堂(せいせいどう)」【千歳烏山 本院】東京都世田谷区南烏山5-9-2 【飯田橋針灸マッサージ治療院】東京都千代田区富士見2-2-3 ドーム飯田橋1F
高血圧とは、収縮期血圧140㎜Hg以上または拡張期血圧90㎜Hg以上を言います。生活習慣と関わる高血圧の原因として、塩分の摂り過ぎ、酒の飲み過ぎ、肥満、喫煙、ストレス、運動不足などにより引き起こされると考えられています。高血圧は血管に負担を掛けますので、脳、心臓や血管、腎臓、眼などの病気を引き起こす恐れもあります。やはり、適切に血圧をコントロールした方が良いでしょう。
血圧計の無い昔は、今で言う高血圧症であったとしても、それにより引き起こされている症状が無ければ異常とは考えませんでした。では、現在の中医学ではどうかというと、眩暈(めまい)や頭痛の仲間であると考えます。
その原因として、先ず、肝火があります。怒りでカッとなったり抑うつ的気分が長く続くと、ストレスと関わりの強い臓である肝の気の流れが滞ります。すると体の中に熱が生まれ、生まれた熱は火の様に燃え上がって身体の上部に昇ります。結果、高血圧となり場合によっては頭痛やめまいを引き起こすのです。この他の症状として、顔や目が赤い、不眠、口が苦い、便の水分が少なくなる、頚が強張る、怒りっぽいなどがあることがあります。
また、歳を重ねると若い頃より血圧が高くなることは良くあります。これは、加齢と共に肝と腎の陰分(血や精など)が不足してきている為です。その為、頭部に栄養が行き渡りにくくなるので、これを補う為に心から気血を強く送り出すことにより頭部に栄養を届けようとして血圧が高くなるのです。このタイプの人は、眼が乾燥する、耳鳴り、難聴、めまい、腰膝の怠さ、踵痛、夜間頻尿などの症状を伴うことがありまうす。
この他、全身の気血が足りなくなった時や身体の中の水分が滞ってできた痰湿が全身への気血を通す道を狭くした時などに、気血を行き渡らせる為に高血圧となります。
低血圧は、逆に気血が不足し、送り出す力や、血が不足することで脈を満たせない状態となり起こります。
針灸では、熱を取るツボ、水の流れを良くするツボ、または、養分の摂り込みを良くして気血を増やすツボなどを使い治療していきます。
賀偉総院長が施術を行う本格中国針灸の専門治療院
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針灸、マッサージ、中国整体を併設