中国針灸「精誠堂(せいせいどう)」【千歳烏山 本院】東京都世田谷区南烏山5-9-2 【飯田橋針灸マッサージ治療院】東京都千代田区富士見2-2-3 ドーム飯田橋1F
胃の不調の原因としては、食べ過ぎ・飲み過ぎ・カフェイン・アルコール・たばこ・香辛料・ストレス・ピロリ菌感染・他などがあります。生活習慣を原因とするものが多くあるのがお分かりになると思います。やはり、先ず生活習慣を見直すことが大切でしょう。このような習慣を続けると結果として胃腸虚弱となってしまうこともあります。
中医学では、胃の気の停滞と考えます。胃は、飲食物を受け入れ、それを消化し、腸へ降ろす働きをしています。また、潤いがあるのを好み、乾くことを嫌う性質があります。ですから、この性質に反することをしてしまうと胃の気が停滞してしまうことになります。また、人のからだは、冷えることを嫌いますので、胃も同様に冷やしてしまうと働きが悪くなり気が停滞します。
では、胃が乾いてしまう場合はどういう時かというと、まず、熱い物・辛い物・味の濃い物などを摂り過ぎた場合があります。これらを摂り過ぎると熱が蓄積します。すると、その熱で胃の潤いを乾かしてしまいます。その結果、胃の痛みや食欲不振、膨満感などの症状が出てきます。この他、長期間のストレスや急な強いストレスにより、気の流れと関わる肝の働きが悪くなり気の流れが停滞すると熱が生まれます。この熱が経絡を通じて胃に及び胃が乾いてしまう事でも胃の気の停滞が起こります。一方、冷やしてしまう場合とは、冷たいものや生もの、冷房や外気により身体全体を冷やしたり、シャツの裾の所から気づかないうちに冷気が入ったり、お腹の熱が逃げたりするなどがあります。
胃と言うのは、解剖学的にみぞおちの少し左側にあります。中医学的にも大体同じで、みぞおちの辺りが胃の病変が現れるところと考えます。陽明胃経という胃と関係する経絡もみぞおちの辺りを通っています。デスクワークによる不良姿勢は、この場所を物理的に圧迫してしまいます。すると経絡気血の流れも悪くなりますので胃の不調を招きやすくなります。逆に、胃の不調がある人は背中を丸くしている傾向があります。胃が痛いと言ってふんぞり返っている人はいませんよね。胃に限りませんが、腸や呼吸器、心臓などの胸腔・腹腔・骨盤腔内の臓器の機能低下は反射による筋緊張を引き起こし姿勢を歪め、首肩や腰の痛みの原因にもなってしまうのです。
賀偉総院長が施術を行う本格中国針灸の専門治療院
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針灸、マッサージ、中国整体を併設