中国針灸「精誠堂(せいせいどう)」【千歳烏山 本院】東京都世田谷区南烏山5-9-2 【飯田橋針灸マッサージ治療院】東京都千代田区富士見2-2-3 ドーム飯田橋1F
坐骨神経とは、腰骨の下の方と仙骨の一部から出た神経が合わさり太ももの後ろ側を通る神経を言います。この神経の通り道の中で骨や筋肉その他の組織により圧迫などを受けた時に生じる痛みが坐骨神経痛です。痛みの他に、痺れや感覚異常、力が入らないなどの症状が出ることもあります。この坐骨神経に障害をもたらす病気には、椎間板ヘルニア、腰椎すべり症、脊柱管狭窄症、梨状筋症候群、腫瘍などがあります。
中医学では、主に痹証と考えます。痹証とは、風・湿気・冷えの風寒湿の邪気が経絡や関節部に入り込み、痛みや腫れ重だるさなどを起こす病気です。通常であれば外邪が侵入しないように気の力により身体は守られていますが、加齢や体力の消耗などにより気血や陽気が低下すると、外邪と戦う力が弱まり邪気が体内に侵入してしまい経絡の気血が通じなくなって痛みや痺れを起こしてしまうのです。
症状は経絡の通っている場所に現れます。例えば、お尻の後ろ側辺りや太ももの後ろ側とふくらはぎの辺りの症状は太陽膀胱経という経絡が。お尻の側面側や太ももの外側とふくらはぎ・すねの外側の症状は少陽胆経という経絡が。太ももの前面やすねの辺りの症状は陽明胃経という経絡が関係します。これらの経絡の気血が邪気により通じなくなってしまうと痛みや痺れが出るのです。外邪が長く留まったり、過労などの無理が続くと気血を大きく損ない、筋力の低下を引き起こし筋肉が痩せてしまうこともあります。
治療では、症状の出ている場所だけでなく、これらの経絡と関係する手や足のツボも使って治療していくとより効果的です。
賀偉総院長が施術を行う本格中国針灸の専門治療院
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針灸、マッサージ、中国整体を併設