中国針灸「精誠堂(せいせいどう)」【千歳烏山 本院】東京都世田谷区南烏山5-9-2 【飯田橋針灸マッサージ治療院】東京都千代田区富士見2-2-3 ドーム飯田橋1F
喘息は、気道に起こった炎症により起こります。
炎症状態で過敏になった気道に、ハウスダストやダニ、花粉などのアレルギー物質や、カゼなどの感染、たばこの煙、気温の変化などの刺激が加わることで喘息発作が起こるのです。
炎症を抑え症状が出ないようにすることが治療の目的となります。
治療は、ステロイドの吸入薬を使いますが、長引くこともしばしばです。
中医学的には、何らかの原因で水分代謝が上手く働かずに「痰」という不要な水分の滞りが出来て肺に溜まった状態の時に、外部からの刺激が加わったり、更なる体の機能低下が進んだ時に喘息(咳や呼吸困難感)が起こると考えます。
その原因として大きく外部からの影響によるものと、体の中から起こるものに分けて考えます。
◎外部からの影響によるもの
■風寒(冷え)
喘息症状に、鼻水・鼻つまり、白く薄い痰、発熱、節々の痛みなど風邪症状を伴う
※ 体を冷やしてしまうと、肺の働きが失調し、体の中の水分が上手く代謝できなくなってしまいます。すると、痰ができて、エネルギーを全身に送り出す働きを邪魔してしまい喘息となります。
■風熱(熱)
喘息症状に、口の乾燥、咽喉の痛み、鼻閉、体が熱い、汗、黄色く粘る痰などを伴う
※ 体が暑い環境にさらされ続けると、肺の機能失調が起こる事と、体内の水分が乾いてしまうことにより痰が出来てしまいます。この痰が肺の働きを阻害して喘息となります。
◎体の中から起こるもの
■肝火上炎
喘息症状に、胸や脇の詰まった様な苦しさ、イライラと怒りっぽい、痰がスッキリ出ない、咳き込んだ時顔が赤くなる、喉の乾きなどを伴う
※ ストレスや怒りで肝の気の流れが滞り、肺に影響を及ぼすことにより喘息となります。
■脾気虚
喘息症状に、白い痰と咳がたくさん出る、顔が白っぽく浮腫み気味、呼吸は弱い、怠さ、食欲不振などを伴う
※ 消化吸収や水分代謝を監督している脾の働きが低下すると、体内の水分が上手く代謝されず、滞り集まって痰となります。この痰が肺に溜まると、肺の働きが悪くなるので喘息となります。
■肺気虚
喘息症状に、息切れ、動くと汗が出る、顔色は白く浮腫む、風邪をひきやすいなどを伴う
※ 肺の気の働きが弱いと、気道を清潔に保つことが出来なくなり、痰が停滞してしまうため喘息となります。
■腎虚
喘息症状に、痰が澄んで薄く泡状、咳の時尿漏れがある、疲れると症状が悪化する、顔は白くやや浮腫む、身体も浮腫むなどを伴う
※長く病気を患ったり、加齢、体質的虚弱などにより、腎の息を深く吸い込む機能が弱くなると喘息となります。
治療では、痰を取り除くことを中心に、上記の原因に対してアプローチしていきます。
賀偉総院長が施術を行う本格中国針灸の専門治療院
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針灸、マッサージ、中国整体を併設