中国針灸「精誠堂(せいせいどう)」【千歳烏山 本院】東京都世田谷区南烏山5-9-2 【飯田橋針灸マッサージ治療院】東京都千代田区富士見2-2-3 ドーム飯田橋1F

精誠堂(せいせいどう)

お悩みの症状

いわゆる四十肩・五十肩

「いわゆる四十肩・五十肩」という状態の現代医学的(解剖学的)な解説については他に譲り、ここでは「いわゆる四十肩・五十肩」の中医学的な診方についてお話ししようと思います。
「いわゆる四十肩・五十肩」と言われる様な「可動制限を伴う肩関節の痛み」は、中医学では主に「痹証」と呼ばれるものの範疇に入ります。
「痹証」の「痹」という文字はよく「痺」の字で通用されることがありますが、中医学では明確に区別して使い、「痹証」と表記します。

では、この「痹証」(もしくは「痹」という状態)とは一体どういったものかと言いますと...、

外界(自然界)の「風邪」、「寒邪」、「湿邪」といった「邪気」が人体に侵襲し、それが「経絡」に入って「関節」に留まり、「気血の流れを阻害」して、「肢体、関節」などの部分に、「酸(だるい)」、「痛(いたい)」、「麻(しびれる)」、「重(おもい)」といった症状と、「屈伸不利(曲げたり伸ばしたりが正常にできない)」といった状態を生じたもの

......を指して「痹証」と言います。

つまり「痹証」とは、言い換えれば、「風・寒・湿の邪が関節に入って留まってしまい、痛みなどと共に関節の動きに支障を生じた状態症候群」といったところでしょうか。

「痹証」には、侵入してきた「邪」の違いによって「行痹」(風邪が主のもの)、「痛痹」(寒邪が主のもの)、「着痹」(湿邪が主のもの)といった区別があり(複合していることが多いですが)、この他に、これらの「邪」が停滞して熱化した「熱痹」の区別があります。
そもそも「風・寒・湿の邪」が人体に侵襲するには、身体の側に「邪」の侵入を許してしまう「虚」が存在します(この「正気不足」にスポットを当てて「虚痹」という区別もあります)。

例えば、『友人とお酒を飲んで帰宅し、久々にたくさん飲んでしまったせいか、帰宅後ソファーに腰を下ろしたままうっかり寝てしまったら、翌朝、肩の痛みと共に目が覚め、肩が挙がらなくなっていた』、とか、『普段から長時間のPC作業で肩凝りがひどかった方が、やはり自宅で深夜まで仕事をした翌朝、起きたら肩が痛くて挙がり難くなっていて、それからどんどん痛みの増悪とともに肩が挙がらなくなってきた』、といった方がいましたが、まさに「虚」に乗じて「邪」が侵入した例と言えるでしょう。

ですので、治療としては、「風・寒・湿の邪」の内の、どの「邪」が侵入して来たのかを、「痛みの性質」や「屈伸不利(可動制限)」の状態から鑑別し、「虚」を補いながら停滞している「邪」を取り除く経穴(ツボ)に針灸を施してゆきます。

ここまでお読みになってお気づきの方のいらっしゃると思いますが、この「痹証」という診方は、何も「四十肩・五十肩」に限ったことではなく、広く「身体・四肢の関節の痛みと可動制限」に対して用いられる診方です。

では、中医学では、「関節痛(と可動制限)」であれば「肩」であろうが「膝」であろうが全身どこでも"十把一絡げ"に「痹証」として扱っているのかというと、そうではありません。

中医学(古典)の中にも「漏肩風」という、「いわゆる四十肩・五十肩」に相当する個別の「病名」があり、「部位」(この場合「肩関節」)にスポットを当てた、その部位(=肩関節)特有の診方や施術も当然存在しています。

肩関節の痛みや可動制限には、重いものを持って傷めたなどの「外力」が起因となって発症した場合や、使い過ぎに由る疲労が原因の場合(「労累閃挫」)も当然考えられます。
こうした場合には、中医学にも「経筋」という"中医学の筋肉学"があり、「痹証」(=外邪の侵入)とはまた少し違う診方や施術を行ってゆくことになります。
 
いずれの場合でも、「漏肩風」、つまり「いわゆる四十肩・五十肩」という状態は、一旦こじれてしまうと改善に時間がかかるようになってしまうので、ごく初期の段階で早めに対処することが大切です。

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