中国針灸「精誠堂(せいせいどう)」【千歳烏山 本院】東京都世田谷区南烏山5-9-2 【飯田橋針灸マッサージ治療院】東京都千代田区富士見2-2-3 ドーム飯田橋1F
不妊症とは、健康な男女が避妊をせずにある一定期間、性生活を営んでも妊娠しない場合を言います。一般に2年と言われますが、不妊期間を1年間また年齢の高い場合はより早い時期に検査・治療を始めた方が良いとする考え方もあります。特に、月経異常、クラミジア感染歴、盲腸など腹腔手術・腹膜炎・腸閉塞の既往、子宮筋腫、子宮内膜症、甲状腺関連疾患をお持ちの方は不妊症のリスク因子になると言われます。
不育症とは、妊娠はするけれども流産・死産などを繰り返してしまう場合を言います。一般に2回連続で流産・死産があれば不育症と考えられます。その原因も偶発的・原因不明なものがおよそ6割という統計があります。
中医学に於ける不妊症はどうかと言うと、主に4つの原因を考えます。1つ目は、子供の頃から発育が悪い・初潮が遅いなど父母から授かる成長・発育・生殖エネルギーが少ない場合や、過度な性生活で生殖エネルギーを消耗している場合です。2つ目は、血が少なくて体を栄養出来ない場合です。体質的虚弱・胃腸機能が弱くて栄養の摂り込みが悪い・過労・考え過ぎ・出血・大汗・下痢などにより栄養分が不足してしまいます。3つ目は、体を温める機能が弱く子宮も温まらない、または、外からの冷えが子宮に影響する場合です。4つ目は、肥満体質・お酒・油もの・甘い物・味の濃い物・乳製品などの摂り過ぎ・ストレスなどにより気血が詰まって子宮を塞いでしまう場合です。
不育症はどうでしょうか。この場合も成長・発育・生殖エネルギーが少ない場合や、生理の出血がなかなか止まらないなど血液を血管の中に留めておく働きが弱い人は、流産へ繋がる不正性器出血が起こりやすい場合があります。その他、重い荷物を持つなど腰へ負担をかける・腹部に直接何かがぶつかる事も注意が必要です。
このように体質や生活習慣と関わる事も多くありますので、現在、子供が欲しい欲しくないに関わらず、なるべく早い段階で自分の体質を知り、妊娠しやすい身体づくりを始めておくことが大切なのかも知れません。また、二人目以降のお子さんを望む方は、産後十分な休養と合わせて針灸マッサージにより再び妊娠する為の身体づくりをされることをお勧めします。
賀偉総院長が施術を行う本格中国針灸の専門治療院
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針灸、マッサージ、中国整体を併設