中国針灸「精誠堂(せいせいどう)」【千歳烏山 本院】東京都世田谷区南烏山5-9-2 【飯田橋針灸マッサージ治療院】東京都千代田区富士見2-2-3 ドーム飯田橋1F
一年には、二十四節気があり、12月には、「大雪」と「冬至」の二つの節気があります。
毎年微妙に日にちがズレますが、今年の12月は、7日が「大雪」、22日が「冬至」にあたります。
「大雪」とは、山の峰々に雪がかぶり、平地にも雪が降る頃です。天気予報でも、東京は7日に初雪の予測がされました。本格的な冬の到来になり、年末に向け、お正月の準備も始まって、慌ただしい時期でもあります。
22日の「冬至」は、北半球では一年で最も夜が長く、昼が短い日です。この日を境目に太陽の力が徐々に強まっていきます。
この「冬至」の陰陽の質的変化を中医学では「陰陽転化」といいます。自然界だけではなく、あらゆる物事の陰陽は、ある一定の程度に達すると、「陽極まれば、陰となる。陰極まれば、陽となる」という質的変化が起こります。
もちろん、私たち人体にも応用できます。陰陽が転化するこの不安定な時期は、とくに体調を崩しやすくなります。故に、冬至には、日本ではかぼちゃを食べて柚子湯に入る習わしがあり、韓国では小豆粥、中国では水餃子を食べる習慣があります。どれも無病息災を祈る昔の生活知恵です。
ほかに手軽にできるこの時期の養生法を紹介しますと、まずは早めに寝ることです。
一日24時間でみると、23時~深夜1時は陰気が最も極まり、陰から陽に入れ替わる時間帯で、深夜1時からは陽の時間帯に入って、人はそれ以降かえって目が冴え、寝つきづらくなる傾向があります。なので、一日の陰陽転化のサイクルで言うと、できれば23時までには、すでに眠りに入っているのがベストです。
また、人体には、 "気・血・津液"の3つの基礎物質が流れており、そのうち、「陽気=気」、「陰液=血・津液」と分類され、さらに、病気になりにくい体は、これらの陰陽のバランスがとれた状態だと中医学は考えております。
極端な寒熱・燥湿などの外部の悪条件を"外邪"と言い、内部の陰陽のアンバランスを引き起こす要因にもなります。
冬は、相対的に陽の勢いが弱い時期なので、冬日和の昼ごろ、背中の日光浴(着衣のままでOK)をされるのは、陽気を補うもう一つ簡単な養生法です。
出来ない方は、ご来院され、お灸を受ける事で、いつでも陽気を補うことが可能になります。
もちろん、実際は、体質を確認のうえの施術になります。
※二十四節気とは、太陽の動きに基づき、一年を24等分に分けて季節の移り変わりをあらわしたものです。昔、特に天候に左右される農業の目安とされ、今でも年中行事などのシーンで使われています。
賀偉総院長が施術を行う本格中国針灸の専門治療院
賀偉総院長が施術を行う本格中国針灸の専門治療院
針灸、マッサージ、中国整体を併設