中国針灸「精誠堂(せいせいどう)」【千歳烏山 本院】東京都世田谷区南烏山5-9-2 【飯田橋針灸マッサージ治療院】東京都千代田区富士見2-2-3 ドーム飯田橋1F
3月3日は、女の子の健やかな成長を願う「ひな祭り」の日です。
個人差はあるものの、女の子の成長過程は、ホルモンなどに影響されやすく、特に思春期は外見の変化も著しいです。わが子の成長を喜ぶとともに、健康面でどうサポートすればいいか戸惑う親もいるかと思います。
中国医学の古典「黄帝内経」(こうていだいけい)の中では、女性の体の変化・体調の波について、7の倍数の年齢の時に節目を迎え、成熟や変化を遂げていくとして、次の様に記載されています。
女性は、腎気(両親から受け継いだ生命エネルギー)の働きにより成長、発育が行われ、
7歳で乳歯が生え変わり、髪も長く伸び、
14歳で生殖関連の経絡が通じ、初潮を迎え、妊娠が可能になり、
21歳でエネルギーが体に行渡り、奥歯の親不知が生え、身長も伸びきり、
28歳で筋骨がしっかり、髪の長さも極まり、身体が絶好調になり、
35歳で衰え始め、顔がやつれてきて、髪も抜けやすくなり、
42歳でシワが目立ち、白髪混じりになり、
49歳で閉経になり、子を授かり難くなります。(※Ⅰ)
これによると、21歳~30歳の間は女性の妊娠出産の黄金期に当たり、特に28歳前後はピークになり、妊娠に最も向いていると言われていますが、女性の社会進出につれ、家庭と仕事の両立の難しさで、晩婚化、少子化が加速し、このメカニズムとズレが生じるのもやむを得ないことです。
女性がかかりやすい病気は、30代まで多いのは、勉強や仕事のストレス、食事制限による栄養失調由来の生理痛を始め、月経困難症、子宮内膜症など婦人科系トラブルです。こうした問題にも針灸は有効です。排卵障害や月経不順が多いこの年代の不妊治療は、割と成功率が高いので、早めの受診をお勧めします。
40代以降になると、子宮・卵管の異常を除き、卵子の数と質の低下が不妊の最も大きな原因になります。40代後半の女性は、閉経に向けてホルモンが乱れ始まるため、月経周期に変化が見られることが多いので、血行を良くし、ストレスケアも心がけることで、女性の華やかさをキープすることが出来ます。この年代の妊娠出産は、相対的に出来にくくても、もう歳だからできないわけでもなく、「黄帝内経」では、「生まれつき精力旺盛な方や、気血がよく巡り経絡が常に通じていて、エネルギーが有り余っているタイプの方は歳を重ねても子どもを作ることができる」と書かれております。針灸による不妊治療は、気血の巡りと冷え性を改善し、自律神経やホルモンのバランスを整え、エネルギーを補い、妊娠しやすい体作りを目指します。
50代以降の女性は、更年期を迎えられ、人によりホットフラッシュや、目の疲れなどの不調を感じ、家族の介護で心身ともに疲れ果てた方もいらっしゃいます。更年期の不定愁訴にも針は効果があります。
これら各周期段階の女性の悩みやつらさ、それぞれの体調に合わせて、当院は針灸治療を用いて大事にケアをします。
(※Ⅰの原文:「黄帝内経 素問上古天真論 第一」
帝曰、人年老而無子者、材力尽耶、将天数然也。
岐伯曰、女子七歳、腎気盛、歯更髪長。
二七而天癸至、任脈通、太衝脈盛、月事以時下、故有子。
三七腎気平均、故真牙生而長極。
四七筋骨堅、髪長極、身体盛壮。
五七陽明脈衰、面始焦、髪始墮。
六七三陽脈衰於上、面皆焦、髪始白。
七七任脈虚、太衝脈衰少、天癸竭、地道不通。故形壊而無子也。
......
帝曰、有其年已老而有子者、何也。
岐伯曰、 此其天寿過度、気脈常通、而腎気有余也。
賀偉総院長が施術を行う本格中国針灸の専門治療院
賀偉総院長が施術を行う本格中国針灸の専門治療院
針灸、マッサージ、中国整体を併設