中国針灸「精誠堂(せいせいどう)」【千歳烏山 本院】東京都世田谷区南烏山5-9-2 【飯田橋針灸マッサージ治療院】東京都千代田区富士見2-2-3 ドーム飯田橋1F
5月5日は端午の節句とも呼ばれ、日本では鯉のぼりを立てて男子の成長と出身立世を祝う以外、菖蒲を飾ったり、菖蒲湯に入ったりして無病息災を願う風習もあります。
旧暦の5月5日(今の6月にあたる)に行いますが、中国でも端午節と呼ばれ、粽(ちまき)を食べたり、薬草の入った香嚢を身に付けたり、雄黄酒(漢方薬剤入りのお酒)を飲んだり、特に香りの強い艾(ヨモギ)を軒につるしたりして、高温多湿のこの時期の疾病予防に用いました。
ヨモギは香りを楽しむ以外、お馴染みの草餅の原材料として、食用にも使われています。植物繊維のほか、つぎの栄養成分も多く含まれています。
・クロロフィル(貧血予防やコレステロール値を下げる)、
・βカロテン(粘膜と皮膚の健康維持、呼吸器系を守る)、
・ビタミンK(止血作用)。
お灸に用いられる場合、主に乾燥させたヨモギの背面の白い絨毛を使い、加工精製してモグサになります。その香り成分には、チネオールという精油が含まれ、炎症を抑えて痛みと緊張を和らぐ効果があります。さらに温熱刺激により血行を促進し経絡を温める作用、生理不順を整える作用、咳・喘息の去痰作用などが有効とされています。
結核患者に足三里のお灸を続けることで、同じ医療条件のもとで、生存率が大幅に伸びたエビデンスも国際鍼灸師団体の活動で実証されています。
また、新型ウイルス肺炎の補助治療に、お灸を用いた結果、症状が和らいだ報告も中国でありました。
人類の歴史は、感染症やウイルスとの戦いと言われています。
昔の知恵を借りて、ウイルスに負けない体を作り、共存できるようにするのも道の一つかも知れません。
賀偉総院長が施術を行う本格中国針灸の専門治療院
賀偉総院長が施術を行う本格中国針灸の専門治療院
針灸、マッサージ、中国整体を併設